旅するミタブン

文芸誌『三田文學』の歴史、ゆかりのある作家を巡る小さな旅の記録です。

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谷崎潤一郎記念館へ

今回は三田のある東京から離れた、芦屋市谷崎潤一郎記念館にやってきました。
阪神芦屋駅から徒歩15分、芦屋市立美術博物館と図書館の間にあります。
海風が薫ります。

谷崎1

谷崎潤一郎は居を転々としました。
生まれは東京ですが、関東大震災以降は、芦屋を中心とした関西地方に住みました。
新しくきらびやかな東京と古きたたずまいある関西の、両方の美を谷崎は獲得していったのです。

谷崎潤一郎記念館の展示コーナーは東京時代、関西時代、そして戦後、と、谷崎の足跡をていねいにたどっています。
東京時代のコーナーのパネルには、三田文学の文字が!
そう、永井荷風が「三田文学」で、谷崎の「刺青」を激賞したのでした。
これがきっかけで、谷崎は発表の場を広げていきました。

谷崎2

「蓼喰う虫」「春琴抄」「陰翳礼讃」などを発表したのが関西時代です。
ここで谷崎は2度目、3度目の結婚をします。
3人の妻の、同じくらいの年齢の頃の写真がありました。
みなさん、とても美しい!
谷崎の周りには常に美しい人やものがあったように感じました。
ちなみに最初の妻、千代はのちに佐藤春夫と結婚しました。

戦後に居を構えたのは京都、のちに「潺湲亭」と呼ばれる家屋です。
ここで谷崎は「少将滋幹の母」などを書き、ここを舞台とした「夢の浮橋」などを書きます。
谷崎潤一郎記念館の庭園は「潺湲亭」を模したものです。
気持ちのいい緑です。
ベンチで長い時間を過ごされる来館者もいらっしゃるそうです。

谷崎3

「ナオミの家」「鎖瀾閣」「倚松庵」「雪後庵」「湘碧山房」……
谷崎の住んだ家々を追いかけてみるのも楽しそうです。
彼は何を眺め、何を思い、筆を走らせたのでしょうか。

谷崎4

谷崎潤一郎は今年没後50年、来年は生誕130年です。
谷崎潤一郎記念館では春に記念展示を計画しています。
(現在は3/22まで、冬の通常展「谷崎潤一郎 人と作品」冬の通常展「谷崎潤一郎 人と作品」
 ~特別展示「震災と谷崎」
を展示しています)
三田文学でも何かできたら……と、考えています。

芦屋市谷崎潤一郎記念館
休館日 月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)
年末年始(12月28日~1月4日)
開館時間 午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料 一般300円(240円)、大・高生200円(160円)、中学生以下無料
65歳以上の方、身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方および介護者1人は半額
(特別展開催時は、一般400円、大・高生300円、中学生以下無料)

芦屋市谷崎潤一郎記念館への行き方 (リンクを貼っています。クリックしてください)

reported by zaki
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  1. 2015/02/26(木) 14:44:16|
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Author:旅するミタブン
『三田文學』は明治43年に創刊の文芸誌です。
現在は季刊で年4回、1月、4月、7月、10月に発売されています。

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